『資本論』を通してみる世界・・・学習資料3 貨幣・・・使用価値は背後に隠れ、一般的等価物となった特別の一商品 「金銀は生れながらにして貨幣ではないが、貨幣は生れながらにして金銀である」(マルクス) 金や銀がなぜ貨幣になったか(金や銀も貨幣になる前は商品であった) 第1の条件・金や銀はどの部分をとっても同じ質を持つ。いわゆる均質性があるということ。 牛や馬、羊などの家畜は均質に分けられないし、固体ごとに優劣の差がある。 第2の条件・容量に比べて多くの労働量・価値を含んでいる。小さい容量に多くの価値を持つこ と。例えば、有史以来、採掘された金は14万2千トン、50メートルプール3杯 分の量。残る埋蔵量は7万2千トン強と言われている。1トンの金鉱の中から金の 採掘量は、僅か6g〜10g程度といわれるほど少ない。 さらに、持ち運びに便利な価値物である。この特徴が貨幣には当然要求される。 第3の条件・そうした価値物を長時間、保全・維持しなければならないとすれば、腐食しないも の、燃えないもの経費のかからないもの、そして減らない性質が必要であること。 福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合

トップに戻る